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【~ができる】voida, osata, pystyäの使い分け




















フィンランド語には、「~ができる」を表す動詞がいくつかある。その中でも使用頻度の高いvoida, osata,pystyäについて。それぞれ、使い方があります。

それぞれの使い方

1.voida
 状況にかかわること
Minä voin mennä kauppaan.
訳:私、店に行けるよ。
「コーヒー飲む?」とすすめられて
Joo, kyllä voisin ottaa.
訳: はい、いただきます。or うん、もらおうかな。
直訳すると、“私は飲むことができる”と、
日本語だとだいぶ失礼な表現になるけれど、
フィンランド語では、いたって自然な表現
ちなみに、voisinは、 voi +si + n
isiが間に入ることによって、voin より丁寧な表現となる。

Voitko tulla tänään?
訳:今日、これる?
 例えば、雨がどしゃぶりで行けない時には、
Minä en voi tulla tänään, koska ulkona sataa paljon.
と、言えます。ここでの状況は天気
 お願い、頼み事
Voitko auttaa minua?
訳: 手伝ってもらえますか?
Voitko tulla tänään?も、頼み事をする時にも使える。
訳: 今日、来てもらえますか?

2. osata
 能力にかかわること
Minä osaan soittaa pianoa.
訳:私はピアノを弾ける。
Osaatko puhua suomea?
訳:フィンランド語を話せますか?
 能力以外でも使われる
Osaatko sanoa milloin kokous alkaa?
訳:会議が何時から始まるか、言うことができますか=わかりますか。

3.pystyä 
 状況または能力にかかわること
普段は歌を歌えるけど、風邪で歌えない時
En minä pysty laulamaan, koska minulla on flunssa.
訳: 風邪をひいてるから、歌えない。
この場合、歌える能力はあるけど、風邪という状況が影響している
とか、
En minä pystynyt sanomaan mitään, koska elokuva oli niin hyvä.
訳: 映画がすごく良くて、何も言えなかった。
この場合、“言葉を失う”という意味合いで使われる。
普段、喋る能力はあるけど、良い映画という状況が影響している
 ちなみに、pystyä のあとには、動詞の原形を持って来ることはできない。
動詞 +  maan という形の動詞を使う

状況にかかわること
Minä pystyn soittamaan hänelle.
訳:私は彼女/彼に電話をかけることができる。
Pystytkö tuomaan sen kirjan huomenna?
訳:明日、その本を持ってこれる?
この、pysytyäは会話内でよく使われます。

同じ文章で、3つの動詞を比べてみる
どれも、“車で行ける”を意味する文章
1. Minä voin mennä autolla.
2. Minä osaan mennä autolla.
3. Minä pysytyn menemään autolla.

1. Minä voin mennä autolla.
この場合、別にバスでも歩きでも行けるけど、車でも行けるよという意味
2. Minä osaan mennä autolla.
この場合、例えば免許を取ったばかりで、運転がうまくいくか分からないけど、
“私、運転できます。”という意味
3. Minä pysytyn menemään autolla.
これは、限りなくvoin mennäと同じ意味

その2
牛乳買える?を意味する文章たち
1. Voitko ostaa maitoa?
2. Osaatko ostaa maitoa?
3. Pysytytkö ostamaan maitoa?

1. Voitko ostaa maitoa?
この場合、仕事の帰りとかに買ってこれる?とか状況を考慮している意味
頼み事としての質問なら、“牛乳買ってきてもらえる?”という意味になる。
2. Osaatko ostaa maitoa?
これは、はじめてのお使いのイメージ。子どもに使える。牛乳ちゃんと選んで買えるかな?という
(でも、フィンランドの乳製品の種類は恐ろしいほど多いから、大人にもある意味使えるはず。)
3.Pysytytkö ostamaan maitoa?
これも、voitkoと同じように、状況を考慮してるして質問している文章
頼み事としては、voidaの動詞の方が頼み事度合いが強い。←ここ大事




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