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日本人がフィンランド語を勉強しやすい2つの理由




















あれ、2つしかねえのかよ。でも、その2つがすごく重要な役割を果たしているのです。英語、フランス語、ロシア語、アラビア語等が母国語の人たちが話すフィンランド語は、
日本人たちが話すフィンランド語よりも、クセがあったり、難しそうに話してる人が多いです。
日本人の英語が、Japanish と言われるように。


たぶん、発音と文法にその理由があると思われます。

 発音

1 日本と同じように母音をたくさん使う
2 「ー」伸ばし棒も、たくさん使う
3 「っ」促音もたくさん使う

このへんです。

日本人にとって、英語の発音の何が難しいかって、
子音の発音ですよね。
英語を話すとき、なんか言葉の最後に母音をつけないと気が済まないとか。
I like cats. とか、アイ ライク キャッツゥ のように。

その点、フィンランド語は子音+母音という組み合わせが多いので、
発音しやすいんだと思います。 (子音で終わる言葉もたくさんありますが)

あと、ローマ字読みでほぼ読めるので、英語のように、u とかaが単語によって
発音変化することとか、あんまり気にしなくてもいい。

2 伸ばし棒
フィンランド語に伸ばし棒表記はないのですが、
aa、 uu、 ooのように、母音を2つ連続で書くことによって、伸ばし棒の働きをします。
この、フィンランド語のaa (長母音という)と、日本語の伸ばし棒は、
ほぼ同じような伸ばし具合です。

3 促音
これも、 kk, ss,tt とか、子音を二つ並べると、促音の働きをします。

日本語でも、伸ばし棒、促音があるかないかで意味が変わるように、
フィンランド語も意味が変わります。

例えば、動詞 tavata
Minä tapaan hänet.(私は、彼女に会う)

でも、これが

Minä tapan hänet. になると、
tappaaという、動詞になり、
私は、彼女を殺します。という意味に。

aが一つか、二つかで大きく変わる。

伸ばし棒、促音がほかの言語にはあまり使われないので、
その人たちが、フィンランド語を話す時、難しいんだと思います。

そして会話内で、発音をクリアすると、あとは文法に集中できるんです。
しゃべってるときに、「え?何?」って、いちいち聞き返されると、
次のステップになかなかすすめない。

あと、発音が似てるっていうのは、しゃべるだけじゃなくて
聞き取る時にもすごく活躍するのです。
あと、日本人の脳は英語の発音と周波数が違うから、
英語を聞いても雑音に聞こえる、というのを聞いたことがあります。
そのへん、フィンランド語は意味がわからなくても、音は拾ってくれる気がする。

 文法

日本語: 主語 + 目的語 + 動詞
フィンランド語: 主語 + 動詞 +目的語
英語: 主語 + 動詞 +目的語

これだけ見ると、英語とフィンランド語の文法は似てますが、
フィンランド語では、前置詞、後置詞がとても少ないです。
それより、日本語みたいに言葉の語尾が変化します。

公園
puistoon (puisto + on 入格)
to the park

公園から
puistosta (puisto+ sta 出格)
from the park


そして、フィンランド語を勉強すると、なんかわからないけど
英語の仕組みも見えてくるんです。
そしたら、英語がすごく面白くなります。

こんな感じで、日本人がフィンランド語を勉強しやすい
理由があります






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